GNU screen早見表

GNU screenは、単一の端末内で複数の端末セッションを開けるようにする、オープンソースの端末多重化プログラムです。また、セッションをデタッチおよびアタッチすることもできるため、システムからログアウトしてもプログラムを動かしていられます。 あちこちにたくさんのGNU screenチュートリアルがあるので、同じようなものをもう1つ作る気にはなれず、その代わりに、GNU screenのコマンドを要約する早見表を作成しました。
screen -ls screenセッションを列挙する
screen -r セッション screenセッションを再アタッチする。「セッション」はPIDか名前。
Ctrl-a c 新しいウィンドウを作成する
Ctrl-a A ウィンドウ名を設定する
Ctrl-a w すべてのウィンドウを表示する
Ctrl-a p 前のウィンドウに切り替える
Ctrl-a n 次のウィンドウに切り替える
Ctrl-a 0〜9 ウィンドウ0〜9に切り替える
Ctrl-a " ウィンドウを選択する
Ctrl-a Ctrl-a ウィンドウを切り替える。WindowsのAlt-Tabに類似。
Ctrl-a d セッションをデタッチする。セッション内で動作しているプロセスはログアウトしてもバックグラウンドで動作する。

スクロール

Ctrl-a [ コピーモード (Vimのビジュアルモードに類似) を開始する。コピー開始位置にカーソルを移動し、Enterを押して選択を開始し、Enterをもう一度押すと、選択されたテキストをバッファにコピーする。
Ctrl-a ] バッファから貼り付ける

リージョン

リージョンを分割すると、作成したウィンドウをいくつも表示することができます。作成されたウィンドウのリストは1つだけ存在し、それぞれのリージョン用に別々のウィンドウリストは存在しません。
Ctrl-a S 現在のリージョンを分割する
Ctrl-a X 現在のリージョンを閉じる
Ctrl-a Q 現在のリージョン以外をすべて閉じる
Ctrl-a Tab リージョンを切り替える
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公開日:2013年1月8日 このページは、『Elchin's website and blog』の項目「GNU Screen cheatsheet」の日本語訳です。 この翻訳は、クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 (CC BY 3.0)の下で利用可能です。